2020年、義父の死去により相続した古い家は、大きな立派な家でしたが、痛みもひどく、荒れた状態でした。
ただ、柱や梁はとても立派で、欄間やあちこちの細工が素晴らしいもので、残されたあれこれから考えると大昔は繁栄し、人の往来も多く活気あふれる家だったことが想像されました。
取り壊すのも莫大な費用がかかります。
それなら、約築百年の古民家を再生し、活気を取り戻したいと考えました。
私はもともと「人生100年時代を元気にイキイキ生きるを応援したい!」と考え、活動してきました。
それは今後、認知症の人口が増え続け、2025年には、認知症の人口が730万人を超え、65歳以上の5人に一人が認知症になるといわれていますが、その一方、高齢でも、生き生き元気にお過ごしの方もいらっしゃいます。
その違いが何かを考えた時、元気な高齢者は、ライフスペースが広く、新しいことにチャレンジしたり、楽しく打ち込めるものがあり、人生を楽しんでおられる事。
そこで、この古民家を再生し、地域の方のみならず広く使っていただき、様々なことを企画し、新しいことにチャレンジしたり、人とのコミュニケーションができる憩いの交流の場にして、人生百年時代を元気にイキイキ生きる人を応援できる拠点にすることにしました。